クロモリロードバイクレストア 〜自作革製ブラケットカバー〜
前回の最後はクイズみたいに終わらしてみましたが、答えは表題に書いてある通り ”ブラケットカバー” になります。
今回みたいに骨董品の様に古い自転車ではブラケットの入手自体が困難です。
更にどれが合うのか自体も分からないのも事実です。
という事で ”じゃぁ作ってしまえ‼️”
となり作ってみましたので御紹介します。
まず使う材質としては革を選択しました。
余り革には詳しく無いので近くの先生にアドバイスを頂き、本まで貸して貰いました。
更に❗️更に❗️
手持ちの革を分けて頂く事になり、感謝感謝です‼️
革自体は好みが有るのと使っていく中で手の脂を吸ってどの様に変わるかが有るので実際に触りながら、どの様に変わるかを聞きながら何種類かの中から選びました。
私が選んだのは厚みが有るの牛の肌色と厚みが余り無く筋がある茶色の2色です。
ここからは具体的な作り方に進みます。
重要なのは型紙で型を取るためにA4のコピー用紙を4分割にした物を準備します。
この紙をブラケットカバーに見立ててブラケットに巻きます。
後は何回かに分けて余分な部分を手でちぎっていきます。
出来た型紙はこちら
このブラケットに合わせた世界一つだけの型紙です‼️
大げさですが(笑)
この型紙に合わせて革をラフに切り取り
形を整えます。
これを繰り返して2組作ります。
ブラケットには打ち込んで固定するタイプのボタンを留めますので、穴を開けるキリとボタンを準備します。
穴の位置は実際にブラケットに巻きながら決めますが、この段階では革が伸びることを想定して少しキツ目になる様にしました。
そして完成したのが、こちら‼️
実際に取り付けると
個人的にはクリーム色が好みです‼️
という事で前回の最後の写真になるわけです。
次回はいよいよ大物のフレームに掛かります。
クロモリロードバイクレストア 〜リアディレイラー組み立て〜
こちらも一通り洗浄と磨きは完了しています。
フロントディレイラーと比べれば部品点数は倍位になりますが、手順が増えるだけで特段難しいと言う訳ではありません。
ということで早速進めていきます‼️
リターンスプリングが2つありますが、最初にプーリーゲージとボディを取り付けるスプリングから進めます。
スプリングと樹脂ケースになります。
スプリングの先端は飛び出ており
ここをケースの穴に挿して使います。
樹脂ケースに収まってしまうと水等が入ると錆びが出てしまうのでグリスをしっかり塗っておきます。
ボディに取り付けて反対側からピボットボルトを通して止めることになります。
ボルトとスプリングの間には隙間があるのでガタつき防止の為のスペーサーがあるので忘れずに入れます。
と言いつつ忘れてやり直してます💦
あれ❓ちょっと前にも同じような事があった気が。。。
気のせいだろうという事で続けます。
リターンスプリングを留める穴はケージに2箇所空いておりテンションを選べます。
今回は強いくなる様な穴を選んでます。
理由は触った感じの感触からそうしてます。
ピボットボルトはケージに切られたネジ山によって留まっていますが、ケージが薄いので掛りが浅い気がするので、緩み止めとして中強度のロックタイトを塗っておきます。
パンタグラフのスプリングにはグリスを塗っておきます。
ここは分解が出来ないので綿棒などで塗ればOKです👍
続いてハンガー部のリターンスプリングを取り付けます。
例によってスプリングにはグリスを塗っておきます。
スプリングには納める方向がありますが、指で掴んでいる突起部を奥にして入れればOK。
この様に収まり、本体とスプリングがしっかりと固定されてます。
ここに樹脂キャップを取り付け
反対側からフレームハンガー部に取り付く金具を挿入します。
グリスをたんまりと塗っておき
金具に穴があるのでここにスプリングの突起部を挿します。
フリーの状態だとしっかり金具が奥まで収まらないので少しスプリングを戻した状態。
ここでは金具を時計回りに回すと奥まで入って行きます。
その状態でピボットボルトを挿入し、ボルト溝にCリングを嵌めたら完了です。
残りはプリーの取り付けです。
このプーリーにはガイドプーリーとテンションプーリーの使い分けが無いようなので気にせず取り付けます。
簡単な金属ブッシュタイプなのでタップリとグリスを詰めてやり、ボルトでプーリーを固定し、最後にアジャストボルトを取り付けたら完成‼️
よく分からないグレードにはなりますが、古き良き時代のディレイラーと言う作りで中々味が有って好きな出来栄えです。
これでコンポーネント関係の作業は完了しました。
出来たパーツを集めるとこんな感じ‼️
シルバーパーツばかりで素敵です✨
あれ⁉️
っとここで気付いた方はいるでしょうか❓
良く見るとここではまだ紹介していないパーツが写ってます。
間違い探しの答えは次回のレストア日記の続きで紹介させて貰います。
それではまたお会いしましょう‼️
クロモリロードバイクレストア 〜フロントディレイラー組み立て〜
コンポーネントの組み立てを進めていますが、今日はフロントディレイラーをやっていきます。
部品点数は少ないですが、これも前回のセンタープルブレーキ同様、最近のコンポーネントでは見られない構造なので参考になればと思います。
フロントディレイラーはアルミパーツが少なく、Shimanoマークの入ったクランプ部分位だったので磨きの作業は少なかったです。
一方でスチールパーツが多いので錆が進んでいる所も所々見られました。
大分前置きが長くなりましてが、それでは組み立てて行きます‼️
組み立てと言っても殆どがパンタグラフの作動部になります。
小さいアームが幾つかあり、パズルの様です。
この組み合わせを間違えると上手く動かないので分解する前にしっかり写真を撮って置くと便利です。
写真を基にするとこう言う組み合わせになります。
これだけだとパーツがまとまりませんが、クランプ部から出ている突起2箇所を収めると
漸く形になります。
可動部にはグリスを薄く塗っておきます。
ここまで来ると仕上げは近いです。
次は重要パーツのパンタグラフを戻すスプリングを収めます。
中にスリーブ代わりに樹脂パーツを入れる事を忘れない様にします。
実はここは一度忘れてます💦
スプリングの両端突起の形状は違うのでよく見て判断する必要があります。
こんな時も写真が役に立ちます。
この場合写真のように左の真っ直ぐな突起を左にして最終的には奥のアームに引っ掛けるのが正解‼️
スプリングを収めたらボルトで固定します。
後はクランプから出ている突起部をネジで留めて
唯一のアルミパーツであるShimanoロゴ入りクランプを取り付けたら完成‼️
完成の図。
Backから
完成の図。
正面から
腐食が深い所はどうしようも有りませんが、其れなりには綺麗になったかと。
次回はリアディレイラーを組み立てます。
クロモリロードバイクレストア 〜センタープルブレーキ組み立て〜
準備の整ったパーツ達を組み立てて行きます。
アルミパーツ達は最初とは見違えるような輝きを放っています✨
使う工具達はこちら
アームの可動部には樹脂のブッシュご入ります。
グリスを塗って作動し易いようにします。
反対側のアームも同じです。
作動部のボルトにも当然グリスを塗っておきます。
ここからが組み立ての本番です。
リターンスプリングを取り付けます。
スプリングは一度酸洗していますので、防錆効果を狙ってグリスをしっかり塗っておきます。
アームにはスプリングを引っ掛ける穴があるのでスプリングの突起を引っ掛けます。
反対側も同じです。
ブレーキの本体とでも言うセンターの部分。
ここの突起部にスプリングを引っ掛けながら組み立てする事になります。
引っ掛け方はこうなります。
片側のアームのスプリングを引っ掛けた状態で 反対側のアームも取り付けようとしますが、これが大変‼️
何度も何度も失敗しながら組み立てを行い
やっとの思いで収まるべきところに収まりました‼️
良かった😁
ここが中々収まらなかった。。。
ボルトをモンキーと六角レンチで本締めして
完成‼️
メッキは駄目な部分が如何しても有りましたが、輝きは最初とは比べ物になりません。
<Before>
<After>
ブレーキシューは再使用出来なかったので手持ちのアルテグラグレードに変更‼️
これでトー調整も出来るようになりました。
次回はフロントディレイラーを組み立てます。
クロモリロードバイクレストア 〜ブレーキ・フロント/リアディレイラー 分解編〜
コンポーネント類のメンテナンスを行きます。
今回は分解から組み立て前の準備まで進めてます。
始めに各パーツの状態確認から。
まずはShimano製センタープルブレーキ。
私は初めて見ました。
これまではサイドプルかデュアルピポッドかVブレーキしか触ったことが無かったので興味深々です。
全体的に油汚れなのか酷く黒ずんでいますが、ボディはアルミなので磨けば光るはず‼️
どこまで綺麗になるかが楽しみな所です。
こちらもブレーキ同様黒ずみが酷いです。
こちらはアルミ部分とスチール部分が混在しています。
スチールが錆びている場合は手が付けられないのでここは運次第。
ボルト類の錆が進んでいるのでこの部分がどれだけ綺麗になるのかもポイントになります。
それでは分解に移ります。
ブレーキから。
特徴的なのはアームの可動部。
支点になる所の両サイドにボルトが付いてます。
それとセンタープルというだけあってワイヤーを真ん中に通す為にガイドがあります。
これは表面がメッキなのですが、侵食が激しそうなので綺麗に復活されるのは難しいかもしれません。
これは取り付いている時の写真。
ワイヤーガイドになるアームが出ているのが分かります。
特徴的な両サイドのボルト部分には両方ともスプリングが付いています。
しかもかなり強力な奴です。
恐らく、ブレーキレバー側にリターンスプリングが無いので強くなっているんだと思われます。
にしても硬いよ。。。
ボルトを緩めれば外れますが、スプリングの力で開こうとするので注意が必要です。
この感じだと分解より組み立てに苦労しそうな予感です。
一通り分解出来ました。
続いてフロントディレイラー。
表面を明るい所で見ると黒ずみと言うより緑❓になってます。
メッキ下地の銅が錆びてこの色になったのか面白い色をしています。
最近のフロントディレイラーは軽量化とコストダウンの為に殆どがカシメになっており、分解は出来ませんが、
こいつはアームからスプリングまでしっかり分解出来ます。
分解してみると意外にパーツ数が多い事に気が付きます。
最後はリアディレイラー。
これもShimano製。
リアディレイラーは更に分解出来るようになってます。
分解出来る所が多いという事はそれだけ、大事にしてやれば長く使えると言うこと。
私みたいな人間にはもってこいな構成です。
分解はこれにて完了。
ここからはクリーニングをして行きます。
まずは各パーツに使われる錆びた部品達を酸洗していきます。
使うのはサンポール。
なんだかんだてこれが1番使い勝手が良い気がします。
錆が酷い所は真鍮ブラシで擦ってからサンポールにしっかり漬けます。
物によって錆の進行が違うので10分を目安に取り出してブラシで擦るを繰り返します。
特にメッキと可動部に使うパーツはやり過ぎると減肉して見た目も使用上も酷い事になるので注意が必要です。
個人的には最初の泡ぶくが結構好きです(笑)
一通り酸洗出来たパーツ達。
錆がパレットに残っており、結構取れているのがわかります。
このままだとパーツはまた錆びるので中和する為に中性洗剤を並々入れたペットボトルでパーツ達をシェイク‼️
これでしっかり水洗いして乾かせば酸洗は完了です。
メッキ下まで錆が進行した物は元には戻りませんが、見れる程度の輝きは戻りました。
写真を撮り忘れましたが、この後ワコーズのバリアスコートをスプレーして更に錆対策をしています。
ここまでやればそう簡単には錆びないはず‼️
この間にアルミパーツ達の磨きも完了していますので、Afterの状態を見ながら次から組み立てを進めます。
それではまた〜
岡山備中高松〜高梁 吹屋ふるさと村〜岡山備中高松 キャノンボール
ちょっとレストアの話から脱線にします。
10月2日にある岡山県の高梁ヒルクライムレースですが、昨年は初参加で表彰台‼️
なぁんて事を狙ってトレーニングをしていましたのですが、惜しくも❓目標届かずだったので今年こそはリベンジに燃えていたのですが、仕事の都合で出れないことが確定💦
という事で悔しいので勝手に一人でヒルクライムレースのゴール地点、吹屋ふるさと村を折り返しにした山岳コースを設定してキャノンボールをして来ました。
コースは備中高松を出発して吹屋ふるさと村までに幾つかの山岳を越えて、高梁川沿いの平地を通って帰って来る距離131km/獲得標高約2,000のコースです。
コースレイアウトはこんな感じ↓
そして今気付きましたが、 私の愛機を紹介してませんでしたのでここで御紹介させて貰います。
フレーム:BH G6
ホイール:Shimano Dura Ace C35 -CL
タイヤ:コンチネンタルGrand Pritex S4000
チューブ:SOYOラテックス
サドル:サンマルコConcor
ステム:Deda Zero2
ハンドル:Deda Zero2
この装備で重量7.4kgになり、プラスボトル/サドルバックなどが追加になる程度です。
このバイクでレースからロングライドまでこなしています。
そして今回は補給食として
・棒羊羹×3
・スニッカーズミニ×2
・ フルーツクラッカー×4
・おにぎり×1
・アクエリアス入りボトル×1
給水は都度自販機で購入しますが、補給食は基本これで行きます。
当日は心配していた雨も上がっていましたが、雲行き時はまだ怪しい状態でした。
スタートは7時でしたが、薄暗い感じです。
鳥居の前からいよいよスタート‼️
岡山空港方面に向かって進んで行きます。
空港前までは細かいアップダウンが続きます。
第1山岳地帯とでも言いましょうか。
この交差点の後の登りが斜度10%程度が続きます。
登りきったと思って平地区間を走ると直ぐ先には登り‼️
この繰り返しです。
空港付近。
遠くで飛行機の音はしますが、残念ながら姿は見えません。
ここからは吉備高原に向かう自転車道が整備された区間になります。
朝方の空は綺麗です。
ひたすら登るとトンネルが見えてきました。
ふと左を見ると結構な高さまで来ていることに気づきます。
トンネルを越えて山の間を縫う様に駆け上がります。
先は長いので軽めのペダルで淡々と回します。
少し日も出て明るくなってきました。
ふと気付くと橋の上に。
だいぶ下の方に綺麗な緑の木々と集落が見えます。
こんな風景には癒されます。
久しぶりに開けた所に出たと思ったら少年自然の家にでした。
ここではシクロクロスの大会が開かれてるらしいので、そのうち見に来たいなぁと密かに思っている場所です。
JAなどのお店地帯を横目に進むと
ここでようやく青看板に”高梁”の文字が‼️
道の先を見ると登ってます。
そうここからまたアップダウンが続く第2山岳に入ります。
途中の道には勝手に北海道チックな真っ直ぐな道と思っている好きなポイントがあります(笑)
これを登りきると賀陽インターチェンジ。
これが第2山岳の終わりの印です。
この近くには雲海で有名な備中松山城が有ります。
朝方に来れば雲海の浮かぶ城が見れるかもしれませんが、今回はパス。
そして反対側を振り返るとインターを下りた丁度正面にデカデカと看板が‼️
良いな、やっぱり大会出たいな。。。
と言う気持ちは抑え先に進みます。
ここから先は基本的に下り基調です。
途中ではこんな斜面に建っている家が何軒か有りました。
何かと大変そうですが、景色としては素敵です。
ここまで来ると高梁市内まではあと少し‼️
そして目の前に広がるのはループ橋手前から見下ろす高梁市内✨
山の中に街があります。
ここは交通量もそれなりにあるので気を付けながら下ります。
下りきった先の道の看板にようやく”吹屋ふるさと村”の文字‼️
この時点で獲得標高は1600m超え。
吹屋を目指し、前日の雨で増水してワイルドになった高梁川沿いをひた走ります。
約10キロ走るとレースのスタートラインに到着です。
既にのぼりが沢山出ており、Welcomeの雰囲気に満ちてます✨
今回はタイムアタックをする訳でもなくただ単に登りに来ただけなのでそのままゆっくりのペースで15キロの登りスタートラインを通過。
最初は川縁を走る比較的緩やかな登りにが続きます。
そうそうここだよね。
と去年の記憶を掘り起こしながら登ります。
1/3ほど登った所で人に遭遇‼️
Policeのビブスを着た方々が試走に来る人達の見張り❓も兼ねて走っている様でした。
その後も何人か試走の人を見つけては抜くと言う事を繰り返していたら、段々と悪い癖が。。。
いかん。。。スイッチが。。。
気付いたら本気走りで頂上に居ました(笑)
頂上では大会関係者の方達が水と地元の冷えたトマトを無料で配るという粋な事をしていました。
それとは別にチームで来られていた方々がハイチューを分けて下さいました。
疲れた身体には沁みす‼️
ありがとうございました‼️
本当はここで少しゆっくりしたい所ですが、帰りの時間もあるので早々に来た道のダウンヒルを開始。
そして開始早々に右膝の痛みが。。。
やってしまったと気付いた時には後の祭り。
調子に乗って負荷をかけ過ぎて持病?の右膝を痛めてしまいました。
ここから帰るのは平坦基調が続くとは言え50kmはあります。
ううっ。。。マズイな。
ダンシングなら痛みは無いので多用しながら、結局半分位はダンシングで帰って来ました。
途中、安くて美味しいバイキングで有名な”たね井や”を横目に漕ぎ続けました。
何とか帰還することが出来ましたが、後半ペースが落ちたせいで結局スタートから5時間を過ぎてしまいました。
密かに4時間台を狙ってたので残念↓
まだまだ要修行ではありましたが、達成感は感じる事が出来た旅となりました。
それでもやっぱり、大会出たいなぁ。。。
クロモリロードバイクのレストア 〜Wレバーとクランクの美装〜
続いてはダブルレバーとクランクを分解して美装まで仕上げて行きます。
まずダブルレバーを分解しますが、私としては初めて見る”バンド式”のWレバーになります。
一般的に多いのはフレームに台座が有り取り付けるタイプですが、これはバンドでダウンチューブに締め付けるタイプになります。
表裏ともよく汚れており、錆も一部出てきています。
分解自体は簡単でバンド部分にレバーを蝶ネジで留めているだけなので簡単に分解出来ます。
レバーの根元には樹脂ブッシュが両サイドに付いておりレバーがスムーズに動く様手助けしています。
後レバーですが、左レバーを例に見てみると。
<表側>
< 裏側>
どちらになっても使える様にワイヤーのタイコ受けが付いています。
左右共通化でコストダウンを狙ったのかもしれません。
クランクも分解していきます。
と言ってもチャーンリングボルトを外すだけなのでここでは分解前の観察をします。
そしてこれが正面の状態。
材質はアルミになり、アルマイト処理をされているかは判断できませんでしたが、至る所に傷と凹みとアルミ独特の白錆が確認出来ます。
チェーンリングボルトは錆びてしまっていて分かりづらいですが、ボルト頭には”SAKAE”が刻印された凝った作りになってます。
裏側をみるとクランク長さ165mm。
残念ながら私は場合170mmが正なので厳密には合いませんが、ここは変えられないのでこのまま使うこことします。
ギヤ歯数はアウター50/インナー40となっており、アフターは最近のコンパクトクランク並みなのでOKですが、インナー40はリアがローギヤ歯数25なので激坂ではちとキツイギヤ比になります。
ツーリングメインで使う予定の自転車なのでこれでも良いかもしれませんが、この辺は使いながら考える事にします。
ワイヤーブラシでも錆が落ちないボルト類はサンポールで錆落としをして使います。
後はひたすらアルミパーツを磨くのみ‼️
この作業を今回のレストアではどれだけしていることか…。
今回もここにかなり時間を使ってます。
そして完成したのが、こちら‼️
深い傷もあるので新品の様にとは行きませんが、それなりに輝きは戻っています。
今回はクランクが特に苦労しましたが、何とかここまで仕上げる事が出来ました。
と言っても磨きの大物がこれで終わったとは言えまだまだ磨くべきパーツが残っていますので、一旦終了といった所です。
まだまだパーツメンテは続きます。