クロモリロードバイクのレストア 〜ブレーキレバーの再生〜
YOUの自転車小屋2.0へ移転しました。
やや暫く更新が止まっておりましたが、皆さんは如何お過ごしでしょうか?
暑い日が続きますが、自転車🚴乗れてますか?
私はお盆は乗れてましたが、仕事始まってからは全く…💦
とまぁ。
お盆あけてから色々あって更新してませんでしたが、再開します。
今回はブレーキの再生です。
昔ながらのレバーが付いていますが、ただバラして綺麗にして組むと言う事にはならず、色々してますので、レストアされる方の参考になればと思います。
それでは始めます‼️
まずは全体の状態確認をします。
シマノ製ブレーキレバーになり、ボディとレバー含めアルミで出来ており、それなりな高級感があります。
問題は片側のレバーが落車によるものと思われる曲がりがある事。
レバーがボディから外れるくらいなのでそれなりに大きい落車だったと思われます。
取り敢えずバラしました。
レバー可動部は圧入されてるだけなので細いドライバー等で押せばOKです。
改めて外した状態でレバーを比べてみます。
左が正常な物で右が曲がったもの。
この状態で見ても結構曲がってます。
重ねると分かりやすいですね。
正面で見ると少し捻れて曲がっているのが分かります。
下から見ると結構激しいですね。。。
と言うことでこのまま使うわけにも行かないので、矯正します。
矯正と言っても力技しかないので、万力に傷が入らない様にウエスと一緒に挟んでウォーターポンププライヤーで矯正して行きます。
一度曲がって金属疲労をしているので出来るだけ最小限の矯正で終わらせました。
にしてもアルミの割にかなり硬かったです。
レバーなので硬くなければなりませんが、それにしても硬かったです。
これで問題1は解決しましたが、もう一つ問題があります。
それはレバー可動部の部品が足りない事。
レバーがボディから外れた時にブッシュも外れて何処かに行ってしまった様です。
パーツ単体の販売を探しましたが、こんな古い物は当然流通しておらず。
困りました。。。
と言う事で自分で作る事にしました‼️
まずは材料探しですが、シャフトを圧入するのである程度の柔らかさと粘りがある材料である必要があります。
候補材としては
①プラスチック
②木材
③アルミ
④ウレタン樹脂
①は加工のしにくさと圧入時に割れる可能性が高い為NG。
②は加工はし易くコストも良いのですが、木目から割る可能性が高い為NG。
③は加工のしやすさと強度面を満たしていましたが、必要なサイズの母材の入手がしにくい為NG。
最後に残ったのは④でこれが加工面と強度面を満たしていますが、母材を何処から入手すれば良いのか。。。
あっ‼️
と閃いたのが、これ↓
まな板マウントですね‼️
厚みが有るのは100円ショップでは発見出来なかったので、ホームセンターで入手。500円位でした。
という事で早速加工して行きます。
シャフトを通す下穴を予めドリルで開けて必要なサイズのブロックを切り出します。
ブロックが出来たら彫刻刀で整形して行きます。
薄い部分の加工が難しく何回か失敗しましたが、母材は沢山有るのでOK(笑)
そして出来ました‼️
手前が自作ブッシュ。
奥が正規のブッシュ。
厚みが足りなかったのでワッシャーで補っています。
これで部品は揃ったので各パーツの洗浄と磨きを行い。
組み立て完成‼️
ブッシュも綺麗に収まってます。
強度面は使いながら確認して行く必要がありますが、一旦形にはなったのでこれで使ってみます。
今回は如何だったでしょうか?
少しは役に立ったでしょうか?
お役に立てれば幸いです。
それではまた🚴🚴🚴