ロードバイクレストア/クランク・ギヤ板復活
YOUの自転車小屋2.0へ移転しました。
パーツメンテナンスの続きを進めます。
今回はメンテナンスと言うよりは補修と言った方がいい様な状態です。
塗装がやられてギヤ板は錆びてしまっています。
クランクはアルミなので錆びは有りませんが、再度化粧をしてやらないと見栄えが悪い状態です。
ギヤ板は裏側にも良く錆びが回ってます。
取り敢えずはワイヤーブラシで擦って落とせるだけ錆を落としてみます。
大分マシにはなったものの取りきれない錆が多く残っている状態です。
前側も擦りました。
下に落ちてる錆の粉が凄まじいです。
ギヤをクランクからバラして行きます。
インナーギヤはボルト単体でクランクに取り付けられているので六角レンチでボルトを緩めます。
ミドルギヤ?とアウターはボルトとナットで共締されています。
内側のナットは六角では無く、2カ所溝が彫られているものなので専用のペグスパナが必要です。
私はアストロプロダクツの物を持っていますが、使ってみた感想としてはこれもSHIMANO製の方がしっかり掛かるのでいいですね。
ボルト側は六角穴が有るので共掛けして緩めます。
ペグスパナ側は滑りやすいので注意が必要です。
この時緩めたボルトは直ぐには抜かず1度軽く締め直しを行い、全部緩める事が出来てから外す方法をオススメします。
直ぐに外してしまうと最後のボルトが緩まない事があります。
固着も無く無事外れました。
それぞれのチェーンリングには位置を決める為の刻印や端数が刻まれています。
ギヤ板はこのままでは使えないので一皮剥いて錆を落とします。
ここから先は屋外でやります。
使うのはサンポールでは無く、同じ様な酸性成分の”ナイス”です。
要は100円ショップのサンポールです。
値段が半額なのでこれが使えればこっちの方がコスパが良いと思い試してます。
油類を落としてからジャブ付けにします。
ついでにペダルも一緒に酸洗してます。
これ位の錆なら15分以上は漬けておいて良いと思います。
ただ、やり過ぎは良くないので様子を見ながら進めます。
本来ギヤの変速性能を考えればこの処置は良くありませんが、街乗り程度しかつかわないのでこれで様子を見てみます。
駄目なら変えれば良い話なので。
約30分後。
ブラシで擦って錆を落としていますが、終わった後はこんな感じになります。
まっ茶色!!
底には錆が溜まってます。
ギヤ板は真鍮ブラシで擦った際に色移りをして金ピカになりました。
このままでも綺麗ですが、直ぐに錆が発生するので塗装します。
使うのは鉄鋼に使えると艶消しブラックのラッカースプレー。
塗れました。
艶消しは簡単なのでオススメです。
それなりに見れる物になりました。
塗装が劣化しているクランクも化粧をしていきます。
下地処理として400番のヤスリで傷と汚れを落としています。
今回は上から更に黒色を塗るので多少元の黒が残っても問題ありません。
使うのは車用塗料。
ホンダ車用スターライトブラック/マイカ入りです。
黒でも少しオシャレになる様に選びました。
塗れました。
艶消しよりは少し難しいですが、面積も広くないのでこれ位なら簡単です。
良い感じに艶が出てます。
ボルト類も酸洗して再使用します。
この子達も酸洗後は塗装します。
使うのは艶消しはブラック。
これで各部品は使えると 所まできましたので、組み立てに移ります。
チェーンリングには表裏と位置があり、アウターはチェーン落ち防止のピンがクランクの下に来る様にします。
ミドルギヤ?は位置を合わせて
外した時の逆手順にてチェーンリングボルトを取り付けます。
インナーも位置があります。
矢印部分がクランクの長いアーム部分に来る様にセットして
ボルトで閉めれば完成です。
如何でしょうか?
まだまだ使えそうな見栄えになりました。
次はホイール周りをメンテナンスしていきます。